寿司屋とメガバンクの意外な関係

先日、近所のメガバンクからの予約があった。
そのお客さんを拝見すると、何処か見覚えのある顔で、思わず声をかけてしまった。

「もしかして、鈴木?」
「そうですが、、、、」(いきなり寿司屋の店員から名前を呼び捨てされ、迷惑そうな感じで)
「やっぱり!!オレオレ、大学でゼミが一緒だったザビエルだよ!」
「えーザビエル??」
「そうそう!」

彼は、大学時代のゼミの同級生だった。
25年ぶりの再会で、お互い「どうしてここにいるの?」と。

私はこの店の店主としてここにいる。
彼は支店長として、最近、近所の支店に赴任してきたとのこと。

偶然って凄いなぁ、と思いつつ、同級生達がそれぞれの立場で活躍している事も感じた再会だった。

ただ、そのメガバンク支店にとって我々のような中小企業は小口顧客の部類で、重要な顧客ではない。

そういった実情もわかっているので、当座や決済口座は置いているものの、店の融資契約をしたり、大口の預金といった取引はしてない。かつてメガバンクが統合する前に、この支店から1億円の借り入れをしたが、貸しはがし一歩手前までの状況になったり、私の義父の会社もこのメガバンクにひどい仕打ちを受けているので、正直いい印象はない。彼のような旧友がその時の担当者でなかったことは幸いだ。

とりあえず、近いうちに支店長室に遊びに行こうと思う。

一介の寿司屋の店主が支店長と友達という状況はちょっと笑える構図だ。

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