「マルサの女」という映画をご存じだろうか?
今から、30年くらい前の映画で国税の特別捜査官(マルサ)を描いた映画だ。
その中で、脱税をしているお金持ちに、どのようにしたらお金持ちになれるのかを聞くシーンがある。
その問いに対して、金持ちは「ポタポタ落ちてくる水の下にコップ置いて水を貯めてる。喉が渇いているからといって半分しかたまってないのに飲んじゃだめだ。なみなみになるのを待って、それでも飲んじゃダメだ。いっぱいになって、溢れて、たれてくるのを舐めて我慢するんだ」といった。
これは、色々なところで取り上げられている名言で、金持ちになるためのメンタリティについて的を射た表現だ。
まずは利子を生みだす種銭を作り、その利子で食っていけば、お金が減ることはない、ということを示唆している。
お金はたまると使いたくなってしまうもの。
しかし、どうしても必要なもの、あるいは勉強などの自己投資といった再び自分に返ってくるような投資以外は極力無駄な支出はしないメンタリティというのは重要だと思う。
お金持ちは意外と派手な生活ではなく、質素な生活をしている。
派手な生活、見栄えがいい生活をしている人が必ずしも富裕層とは限らない。
私の知人でも年収が2,000万以上の人がいるが、夫婦そろってブランド好き、買い物好き。なかなか貯金ができないそうだ。傍から見て羨ましいくらいの生活だが、将来は大丈夫だろうか?
いくらか貯金しておいた方がいいとアドバイスはするのだが、、、、、
「乞食のように働いて、王様のように遊ぶ」と言うが、私は貧乏性のせいか、借金からのスタートだったせいか、王様のように遊ぶのに不安がある
お金をためることだけが良いこととは思わないが、必要以上の消費をするのは無駄だと思う。
身分相応の消費をすべきで、我慢ができることも富裕層になる要素だと思う。