- 銀行からお金を借りたことはあるだろうか?
一般の人でも、住宅ローンや自動車ローンを借りるでしょう。
まして経営者なら、事業資金として、融資を受けることは多々あると思う。
しかし、その借り入れる時の費用、利息について良く分かっていない人が多い。
今回は、金利と利息について書きたい。ただ、わかっている人にはつまらないので、読み飛ばしてもらってもかまいません。
さて、本題に入ろう。
みなさんはDVDを借りたことがあるだろうか?
通常、DVDを借りると、1日だと○○円、1週間だと△△円、1本だと○○円だけど、3本だと□□円とレンタル料を支払う。
銀行でお金を借りた時も同じ。金額の大小、期間の長短により、レンタル料を払う。そのレンタル料の事を利息という。ちなみに利息の単位は「円」です。
では、レンタル料(利息)はどのように決まるか?
DVDも1枚なら300円、2枚なら600円となるように、お金も同様です。
借りた金額(元金) × 借りた時の契約(金利) × 期間(年)= レンタル料(利息)
借りた時の契約(金利)というのは、借りた金額の大きさやお金を返す能力によってきまる割合(%)です。たとえば、契約が金利2%で100万円を借りれば、年間の利息は2万円、200万なら、4万円です。
さらにDVDもお金も借りたものはいつかは返します。しかし、DVDもお金も借りている間は、レンタル料がかかります。DVDでの5枚借りて、3枚を返却し、2枚を借り続けていれば、2枚分のレンタル料がかかり続けるのと同様に、500万を借り、200万が未返却なら200万に対する利息がずっとかかります。
この500万円を5年で返済するなら、500万÷5年=100万円 つまり、年間100万円を返済しないといけません。また、金利を2%とすると
1年目はレンタル料が10万円(500万円×2%)、元金の返済が100万円で銀行に合計110万円払います。
2年目は元金(借金の残り)は400万円なので、レンタル料は8万円(400万×2%)です。だから、銀行に払うのは、元金と合わせ108万円です。
同様に3年目は、元金の残りは300万ですから、レンタル料は6万円(300万×2%)、元金100万で合計、106万を払います。
同様に4年、5年と払い、借金は完済します。当然のことながら、上の例は年額で計算していますので、月々は上記の元金、利息の合計額を12カ月で割ったものになります。
ざっくりとした計算ですが、これくらいは経営者の常識なので、理解をしてくださいね。
銀行と融資の交渉をするときも、利息の計算ができないと足元を見られますよ。全国銀行協会のページに非常に分かりやすく書いてあるので、参考にどうぞ。
ちなみに、金利1%で1億の借金の利息は年100万円です。
私が借りていた頃は4.5%だったので、年450万円、つまり1日12000円でした。小さな企業にとっては大変な金額でした。