事業資金を借り入れるときは相見積もりをとらないといけないとUFJも地銀も相見積もりで書きました。
このことを発見したのは、ちょっとした偶然でした。
私は超低金利(0金利)時代になってからも、高い金利で借りていました。借りている銀行に「金利を下げて欲しい」と言っても、うやむやな返事を繰り返すばかりで、決して下げてくれませんでした。
そんな時、偶然知り合った税理士(その時は別の税理士と契約していた)に他行を紹介してもらい、決算書を見せ、借入条件を検討してもらったところ、すぐに現状より1%低い金利で貸すとのことでした。
私が思っていた通りでした。他行は低い金利で貸してくれる。ならば、これをネタに今の銀行と交渉しよう。
さっそく、下げ渋っていた銀行に対して、「他行はもっと低い金利で貸し出すと言っているから、借り換えするよ」と言ったら、すぐに「では、同じ金利にします」と返事をした。
私はカチンと来た。ずっと下げ渋っていたのに、具体的な相手が居ると態度がころっと変わったのだ。
ならば、下げれるだけ下てやろう。
さらに別の銀行にもっと低い金利で借り入れの交渉をした結果、OKがでた。そのことをメインバンクに伝えるとさらに金利が下がった。銀行ってそんなものか、と思いながら、何度か繰り返した結果、当初から2%以上の金利が下がった。
その事を契約していた税理士に伝えると「やりましたね」ではなく、「困った時に助けてもらわないといけないから、そんなことはしない方がいい」と言われた。こんな税理士と契約していたんだと正直、目の前がくらくらした。
私は「いやいや、彼らは慈善事業でお金を貸しているわけではないよ。現に我々の経営が苦しくなったら、さっと手のひらを返して、貸しはがしや早期返済を迫るじゃないか。彼らは本当に困っているときには血も涙もないよ。それが仕事なんだから。
それにしても、あなたは、うちの味方なのか、それとも銀行の味方なのか?」と言い返した。
それから間もなく、先々代から契約していた、その税理士との契約を解除したのは言うまでもない。